今日はセミナーがないので
比較的ゆっくりな日。

奈良からいらっしゃった
子宮内膜症でお悩みの方と
いろいろお話できました。


心を笑顔にする薬膳師
池田のりこです。


いつも応援していただいて
ありがとうございます。


ほとんどの日で講義をしていますが
今日は久しぶりに何も予定がない日。


午前中はミーティングをして
午後からは漢方薬のカウンセリングを。


初めてのお客様のご相談に入ると
なんと奈良から!!


「なぜまた??」
と伺うと
「ずっと前からブログ読んでました♡」と。


多いんです。
数年間読んでくださっていて
「やっと来ました♡」という方が。


だいたい言われます。
「過去にさかのぼって
 ブログを読みました」と。


もうね…
恥ずかしい…。


本当は過去の記事を消して
新しくブログを立ち上げようと
思ったこともあるんです。


でも
「あの記事に勇気をもらいました」
「すごく共感できてプリントアウトしました」
と言われることが多くて…


やっぱり恥ずかしい…


たまに読み返してみると
またまた恥ずかしい…


なんてことを書いてんだか…と
隠れたくなることもあるのですが
これも私なんですよね。


だから
残すことにしたんです。


そうすることで
ずっとこのブログを読まれている方が
「いつか神戸に行きたい」と思って
来てくださるんです。


本当に嬉しいです。


私は16年前に
子宮内膜症と診断されて
1か月のうち25日は寝込んでいました。


何もできず
仕事も恋愛もできず
予定も立てられず
引きこもっていったんです…。


そうするうちに
とても悲観的になって
「なんであの子だけ幸せなの?」
「なんで??なんで??」と思うように…。


この病気は
男性に言いにくいだけでなく
実は女性にも言いにくいんです。


私は子供を産まない選択をしましたが
やっぱり妊娠して子育てしている
同年代の女子を見ると
なんだか自分がダメな人間に見えるんです。


子宮内膜症だから
妊娠できないということではないですが
やっぱり女性にとっては
デリケートなところ。


子供はいなくてもいい
だけど、やっぱりなんだかなぁ…
という気持ちになるんですよね。


だから
幸せそうな人を見ると
なんだかモヤモヤする…


そして
そんな自分を「なんてひどい人…」と
またモヤモヤする…


そうこうしているうちに
お腹痛い…となって
なんなのよ!!もぉーーーー!!!!と
自暴自棄になる…


これ、私だけだと思ってたんです。


でも、子宮内膜症の方に話すと
みんな大きく頷かれるんです。


もう…首落ちますよ…というぐらい
うんうん…と激しく。


本当にメンタルが
ズタズタになるんですよね。


原因が分からない
治らないって言われる
冷や汗が出るほどお腹が痛くて
気絶するように寝る…。


何度も死にたいって思いました。


でもね
いいのか悪いのか
この病気で死なないんです。


もうほんとに
生き地獄だって思って
暴れました…。


これ、ほんと。


当時付き合っていた人に
ドラマの悲劇のヒロインのように
「なんでなんで!!」と
手をグーにして
相手の胸元をたたいていました。


今考えたら
軽い暴力です…。


すぐにさよならしたのですが
相当痛い子で
申し訳なかったな…と思います。


私までじゃないかもしれないけど
私のもとに来る
子宮内膜症の女性たちは
みんないっぱいいっぱい…。


共通点は
みんな美人なんですよね。


ほんとに不思議だけど。


でも
どこか寂しげで儚い感じ。


でも
どこか強くて
「めっちゃ硬いですやん」
っていう鎧を着ている…。


もうね
脱いで帰って…
あと処分しとくから…
と言いたくなるんだけど
分かります。
とっても分かります。


今日もそんなお話をしました。


すると
衝撃のお返事が…


「鎧の脱ぎ方が分かりません」


あーーーーー
そうだ…そうだった…
私も分からなかった…


いろいろなことを思い出して
当時私がどういうことで悩んで
何をやってきたかをお話しました。


自分を愛するとか癒すって
甘やかすようだし
さぼるようだし
そういうのってできなくて…


当時、私はめちゃくちゃ優等生で
完璧主義でいい子じゃないとダメと
思い込んでいて
(当時は分かってなかったけど)
自分で自分の首を絞めては
硬い硬い鎧を着ていたんです。


でもある日
「のりちゃんはどういう人になりたいの?」
と友人に聞かれて
言葉が出ず…。


「私はね
〇〇さんのようになりたくて
こうこうこうで…こうこうこうこうで…」
と笑顔いっぱいに話す彼女を
唖然とした顔で見ていたのです。


私には理想がない。


もう衝撃過ぎて
頭が真っ白になりました。


なりたい自分がなかったんです。


そりゃ、進めるわけないわ。
ということに気付いて
まずは理想の自分探しを。


「探す」というより
自分の中で気付くことですが
探す旅に出ちゃったんですよね。


で、なかったのです。


で、自分の中にあったんです。


それが見つかってからは
お買い物に悩まなくなりました。


例えば
バッグを買う時も
今までなら「もったいない…」と
お手頃価格のバッグを買っていましたが
最近では理想の自分に似合うものを
選ぶようになりました。


高価なものが良いわけじゃなくて
お手頃価格でも良いものはありますし
私もよく買います。


でも、がんばって買ったものは
身につけているとちょっと背筋が伸びるし
ワクワクする気持ちになれるし
ものを大事に扱います。


これって
自分の扱いと同じだなと思って
無理のない範囲で
身の回りのものを購入するようになりました。


すると
周りの方から
「似合うね」「ステキだね」と
褒めてもらえるようになって
褒め慣れはじめたんです。


最初は
「いえいえいえいえいえ…」と
何回「いえ」を言うんだか…というぐらい
全否定していました。


「たまたまなんです…
安かったんです…」
と意味の分からないことを言ったり。


でも、褒められることに慣れると
褒められ上手になってきたんです。


すると
自分だけでなく
相手も笑顔になったんですよね。


あぁ、これは今まで損してたし
周りの方に迷惑をかけていたなぁ…と
反省しました。


こう思えるようになるには
子宮内膜症になって
15年ぐらい経ってから。


やっとです。やっと。
病気に感謝できるようになったのは
最近なんです。


人には言ってたんですよ
「病気のおかげで仕事ができています」と。


建前といいますか
こう言っとくと美しいかな…って
思っていたんでしょうね。


でも、本心から
病気になった自分を許せて
病気になったことに感謝できたのは
この数年。


というか…
もっと最近かも。


頭が固くて頑固な性格なもので
自分の殻が破れなかったんです。


それを
パッカ〜ンと割ってくれたのが
コトハナセミナーでした。


正確には
受講生のときではなく
GAになってから…


もう、どこまで硬いの!!と
自分でも思います。


硬くて思い鎧を脱いだら
えーーー??こんなに軽いの??
私の何十年は何だったの??と
思いました。


そこで気付いたんです。


私の数々の病気や子宮内膜症は
できない自分の言い訳だったんだって。


病気だから仕事ができないのは仕方ない
病気だから遊ぶ約束ができないのは仕方ない
病気だから彼氏ができなくて仕方がない
病気だから友達がいなくても仕方ない


私から「病気」がなくなったら
怖くて生きられなかったのです。


だから
どんどん病状が悪くなって
「都合のいい」状態を作り出したんですね。


そんなことない!!って思うけど
心の奥の方では
そう思っていたんだなと気付きました。


だけど
自分は価値がある人間であって
変わりたい!!と思った瞬間
いろいろなことが変わりました。


自分が変わると周りも変わるので
仲が良かった友達がいなくなりました。


あ、私友達いない…


めちゃくちゃ怖かったですが
あっという間に新しい友達が
いっぱいできました。


その方たちは
過去のグダグダの私を知らないので
新しい自分で生きていけて
とってもラクだったんです。


ちょっとした
女優気分です…(笑)


その生き方に
最初は戸惑いもありましたが
体調も表情も考え方も変わって
しなやかに生きられるようになりました。


このことを
ずっと健康できれいな人が言っても
きれいごとで終わってしまうけど
ボロボロだった私が言うと
ちょっとは分かってもらえるかなぁ…と
話し出したのです。


今では「笑顔が似合う人」と言われ
「キレイですね」と言われることも増えましたが
10年前の写真がほんとひどい…。


実は社内のあるところに
その写真があるのですが
自分でも笑えます。


当時はイケてる写真を選んだはずですが
もうほんと…ひどい…。


性格悪そう…。


人ってね
変わるんです。


「こうなりたい」という目標があり
変わりたいと本気で思えば。


病気を見るんじゃなくて
自分の未来を見よう。


悪いところを見るんじゃなくて
自分の良いところを見よう。


そんなことを
子宮内膜症でいらっしゃった方に
お話しています。


みなさんの共通点は…


号泣する…


そして
私も泣く…(笑)


なんであんたが泣く!!
と自分でも突っ込みたくなりますが
やっぱり辛かったことを
思い出すんですよね。


でも、こうやって
目の前の泣いてる女子たちに
少しでも勇気を持ってもらえるなら
これからも話そうと思います。


急には良くならなくて
時間はかかるけど
私がついてるから。


あなたの内臓の声をきちんと聴いて
納得するまで説明して
お薬を選びます。


そうすることで
不安が減るはず…。


不安が減れば
もっと人生を楽しめます。


心も体も健康で
自分のことが大好きな
ステキなレディーになって
一緒にアハハ〜と笑えるようになるまで
サポートさせていただきます。


ということを
予定をかなりオーバーして
お話した奈良の方から
奈良漬をいただきました。


晩ご飯にも奈良漬けを。


奥のちっちゃいやつ。


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仕事帰りにカフェに行って
少しスイーツを食べたので
少な目の晩ご飯です。


◎ぶりの塩焼き

◎茹でキャベツのおかか生姜和え

◎ちぃさんのセロリの酢の物

◎ワカメと玉ねぎのお味噌汁

◎冷凍にしていた炊き込みご飯

◎クリームチーズと奈良漬け



ぶりは
消化吸収システムを整えて
気血陰を補います。


キャベツは胃腸ケア
生姜と合わせて
少し冷えて日の養生に。


元町薬膳チームの
カイノクチのちぃさんが
「のりこ先生、セロリだよぉ〜!」
と持ってきてくれた
セロリ、かぶ、レンコン、リンゴ…などの
酢の物は絶品。


そして!!


奈良漬けとクリームチーズを混ぜて
お酒のあてに。


めっちゃ好きなんです。


でも、このために奈良漬けを買うこともなく
こうやっていただけると
シッポフリフリです。


しかも、ホンモノの奈良漬けで
とっても美味しかったです。


まだまだある…うふふ。


奈良漬けレシピも考えます。


今日もなんだかんだとあり
心が折れ曲がりそうになったり
(折れることはありません…笑)
頭が爆発しそうになったり
気を失いそうなことがあったり…


ほんとにいろいろありましたが
やっぱりお客様とのお話が楽しくて
ストレスも吹っ飛びます。


親よりも年上のお客様からは
人生の先輩として
たくさんのことを教えていただきました。


最終的には
今日も良い日◎


最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。


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