松浦亜弥さんが子宮内膜症を発表しましたが、私も2005年にひどい子宮内膜症で1ヶ月のうち、立てる日は数日というぐらいひどい子宮内膜症でした。

でも、今はほとんど完治して、月経時(それ以外のときも)の痛み、月経過多、その他の辛い症状は一切ありません。

ただ、子宮と卵巣と直腸の癒着が1センチほど残っているので、たまに便秘になったら(人生で2回しかなったことないですが…)痛む程度です。

もちろん、今でも半年に一度は、子宮内膜症の血液検査とエコー検査、子宮頸癌、子宮体癌の検査はしています。

今朝の情報番組で「子宮内膜症や子宮筋腫の原因は分かっていません。しかもピルなどの一時的に生理を止めて痛みを軽減するだけで、治療法もなく、治りません」と言っているのを見て、「私、治りましたけどぉーー??」と思いつつ、どれだけエライ医者かしらないけど、いい加減なことを言うな…と思いました。

中医学的に診ると、子宮内膜症や子宮筋腫にはきちんと理由があり、対処法や治療法を間違えなければ、改善できる見込みがあります。

ただ、的確に漢方薬を処方できる婦人科医が少なく、漢方薬局でもピッタリあった漢方薬を処方できる薬剤師が少ない…というのが悲しいところです。

それと、どんな病気でもそうですが、病気になったのには何らかの原因があり、カラダからのサインがあったはずです。

不養生を続けていたり、サインを見過ごしていたから、大変なことになってしまい、そのときに病院に駆け込んだのでは遅いです…。

治すためには、きちんとした治療法を見つけて、自分自身が「今まで体に負担を掛けてごめんなさい。しっかり治します!」という強い意志が必要です。

そのためには、生活習慣や食生活、もしかしたらお仕事も替えないといけないかもしれません。

私の場合、当時は残業や徹夜は当たり前、食事は外食で、お昼はインスタントの春雨スープとコンビニご飯、運動はしない、休まない、仕事のストレスは満載で、休むにも休めないほど体が悲鳴をあげていました。

倒れて緊急入院した時点で初めて婦人科に行き、「治りませんよ」と何度も言われ、ピルを飲んだりしましたが、鬱症状の副作用がきつくて飲めず、飲んだからといって治る訳じゃないので、意味がないと思い、病院を転々としました。

最後に行き着いたのが今の病院で、「確かに治すのは大変です。漢方薬を毎日煎じることを3年できますか?」と言われ、それで治るならします!!ということで、3年間がんばりました。

その間、仕事も替わり、漢方を勉強するようになって養生の大切さを知ったので、生活習慣も変え、薬膳を勉強するようになったので、食事にも気をつけるようになりました。

実家暮らしなので、母にも協力してもらい、家で寝込むときもあれば、救急車を呼ぶこともあるし、食事面ではレトルト食品や冷凍食品、添加物の多いものは避け、私の指導のもと改善してくれました。

その結果、今の元気な私がいます。

私は、子宮内膜症や子宮筋腫は漢方で治せると思っていますし、相談していただいた生徒さんには漢方薬局を紹介して、食事の面でもサポートして治してみせる!と思っています。

でも、ご本人が治す気がなく、「お薬を飲んでいれば大丈夫」という気持ちなら治りません。

だから、「治る」とは言いません。

治せます。でも、自分の状態を認識して、いったんしっかりと認めて反省し、いろいろなことを替えていく必要があります。

何年もしてきた習慣を変えるのは並大抵のことではないです…。

好きなものを止めたり、仕事を変えたり、生活のリズムを替えたり…壁はいくつもあります。

でも、治したいのであれば、それぐらいの覚悟が必要です。

今、相談を受けている生徒さんは必ず治してみせます。

それを近々話しますが、厳しいことを言うと思います。

でも、治して元気になってほしいから…私はあえて言います。

それで本人がイヤだと思ったら関わりませんし、本人が本気ならとことん付き合うつもりです。

今までにも何人も子宮内膜症や子宮筋腫の生徒さんにアドバイスをしてきました。

皆さんがんばって、今は元気にされています。

まだ療養中の方もいらっしゃいますが、子宮筋腫が小さくなったり、卵管水腫がなくなったり、内膜症の数値が下がってエコーで診ても良くなっていたり、改善してきています。

「先生のお陰です」と言われますが、私はアドバイスして、漢方薬局を紹介して、その処方の仕方が間違えていると思ったら、直接話に行って、処方から薬膳のアドバイスをする…ということはしましたが、改善したのはご本人の努力です。

漢方薬を勧めると、「高いから…病院で処方してくれるところはないですか?」と言われますが、病院で出される某漢方薬はほとんど効果がありません…。

しっかりした漢方薬を出してくれるところもありますが、私が知っている限り、関西圏で数件だけです。

漢方薬局はご紹介できますが、それを「高い…」というなら、毎月使っている飲食費やお洋服代などを少し削れば出てくるはず…。

普段の生活も厳しくて…という方は難しいですが、親と同居のOLさんなら、ある程度の出費はできると思います。

1ヶ月2万円掛かったとして1年で24万円。

それで治るなら、1回旅行に行ったと思えばいい…そう思います。

将来赤ちゃんが欲しいと思っている方には、少しでも早く治療と薬膳に取り組んで欲しいと思います。

なお、ご相談は件数が多く、生徒さんに限らせていただいているので、一般の方からのご相談にはお答えしかねます。

直接会って話さないと意味がない…と私は思っていますし、中医学のことを全く知らない人に説明しても理解できないと思うので、まずは中医学を知って下さい。

「オススメの本はありますか?」と聞かれますが、「残念ながら、ありません」と答えます…。

実際に私が読んで、「これはいい!」と思ったのは上級者向けの本で、初心者の方にお勧めできるものは今のところ見つかっていません。

奥深い中医学を簡単な本で書くことは難しいし、出版社は「売れる本」しか出しませんから…。

私は、売ることを目的とした本を出すことは考えていません。

でも、「これなら初心者の方も中医学や薬膳を勉強している方にも使ってもらえる。間違った情報じゃない」という本を書きたいと思っています。