「薬膳アドバイザー(初級)」と「薬膳インストラクター(中級)」認定試験を神戸で実施し、試験対策セミナーを開催している「健膳美食サロン」では、ただいま秋受験の「薬膳アドバイザー」と「薬膳インストラクター」のセミナーを進めています。

その中で、「薬膳アドバイザー認定試験」のテキストが急遽改定となり、今までと内容が違い、指導にも戸惑っています…。

試験までのスケジュール組をしたときには、旧テキストの内容で決めていたので、新テキストから省かれていることもあり、すでにお知らせしている内容と変わってきます。

つまり、予定通りの日程では最後にすることがなくなる…(-"-;A ...アセアセ

簡単に言うと、難しいところや細かいところが省かれて、合格しやすくなったのですが、私はこれには違和感があり、セミナーでは今まで通り指導しようと思っています。

ただし、「これは試験に出ます」と「これは出ません」をしっかりお話しますので、試験対策用のノートと、養生や普段の生活に取り入れる内容のノートを分けてもらってもいいかな…と思います。

協会のねらいとしては、「薬膳インストラクター認定試験」の受験者を増やしたいので、「薬膳アドバイザー認定試験」のレベルを下げて、「薬膳って簡単!」と思わせて次に進ませようという考えのようですが、私は逆です。

「薬膳インストラクター」は「薬膳アドバイザー」と比べて格段にレベルアップしますし、初級である程度の知識を持っていないと着いていけません…。

そこで挫折してしまったら意味がないですし、今でも途中で挫折しかける方のフォローに大変なので、初級の段階でもある程度のレベルにまで持って行きたいと思います。

私は、「薬膳って奥深い。中途半端な知識では事故を起こす。もっと学びたい」と思って、次のステップに進んで欲しいと思っていつも講義をしています。

そのため、「これは中級で学ぶことですが…」と前置きをして、いろいろなことをお話しています。

その結果、「薬膳アドバイザー」受講者のほとんどの方が「薬膳インストラクター」に進まれる意思表示をされています。

「薬膳インストラクター」受験者が減っているということですが、神戸では増えていますし、受験者を増やすも減らすも講師の腕次第だと思います。

「いかに中医学や薬膳がおもしろいと思えるか」をお話し、これからも資格取得者を増やし、資格取得後も「フォローアップセミナー」があるので、しっかりとサポートしていきます。

もちろん、資格を取るばかりが大事なのではなく、通常のセミナーでは、しっかりとテーマにあった弁証を重視し、日々の養生に繋げていけるようにお話していきたいと思います。

現在受講中の「薬膳アドバイザー認定試験」の受験生の皆さんには、テキストの間違い修正や内容変更などでご迷惑をお掛けしますが、私も一緒にがんばってサポートしますので、最後までがんばりましょうね。

次は今週の土曜日にセミナーがあり、少し難しい内容ですが、協会テキスト以外にもプリントをお配りしますし、分かりやすく説明しますので、がんばって聞いて下さいね。