漢方と薬膳のセミナーを神戸で開催している「健膳美食サロン」では、セミナー受講時に体調相談をよく受けます。

いろいろな主訴(主な症状)を言われますが、解説とアドバイスはほとんど同じ…。

(1)しっかり呼吸ができていない

(2)姿勢が悪い

(3)ストレスが多い


呼吸に関しては、私の教え子でもあり、8月に「漢方・薬膳セミナーと中医アロマのコラボセミナー」(定員となりキャンセル待ちです)で講師をしてくださるMasayoさんが書いてくれているので、そちらをご参考に…。

私が講義中に言ったことを上手にまとめてくれているので、ぜひご覧下さい。

Masayoさん、勝手にリンクした…(;^_^A アセアセ…

姿勢のことについては、最近よく書いていますが、本当に多いですし、実際に改善されることが多いです。

「中医学なのに姿勢ですか??」と言われますが、姿勢の悪さから内臓を圧迫したり、正常な位置になくてしっかり働かなかったり、気血の流れが悪くなったり…と、影響が大きいです。

気になる方は、ぜひぜひ10/23(日)に開催する「漢方・薬膳セミナーとピラティスのコラボセミナー・便秘」を受講してみてください!

漢方・薬膳とピラティスのコラボセミナー便秘


便秘じゃない方でも、正しい姿勢や呼吸の仕方などを、ピラティス指導者のYokoさんが教えてくれます。

詳しいことは、こちらをご覧下さい。

一般の方も受講いただけますし、もちろん男性でもOK!

最後のストレスですが、自覚していてストレス満載!の方もいれば、「ストレスだけど、しゃーないですわぁ」とうまく発散できている方もいれば、気づいていない方も…。

これがイチバン難しい…。

理想的なのは、ストレスと感じながらもうまく発散できている方。

私の問診票には「ストレスはありますか?仕事・家庭・病気・その他」とあるのですが、「家庭」に丸をつけて、さらに「夫!!」と書かれる方もいます…(;^_^A アハハ…

「これがどうしようもないんですけど、しゃーないしねぇ…はよ死ね!(笑)」という方は、まだいいのですが、真剣にパートナーや家族についてストレスを感じている方は、なかなか難しいです。

中には、別居や離婚をされる方もいますし(いやいや、推奨はしていませんよ…)、家を出るという選択肢を取る方もいらっしゃいます。

私もストレスの多い家庭で育ったので、気持ちはとても良く分かります。

だから、「休め、休め」と言われているときに、家で休むのが本当にイヤで、病院にいるのがラクでした。

でも、相手を変えることはできないし、相手のグチを言ったって何も変わらないし、余計にストレスが溜まる…。

そのストレス発散のために出かけたり、飲みに行ったりして発散しているつもりが、帰りが遅かったり、ゆっくり休んでいなかったりで、実は「気」を消耗して、流そうとしても流す気もなくなって、悪循環で倒れてしまう…ということも。

「子供に手を出しそうで怖い」と言われる方や、「夫の考えについていけずストレスが溜まる」と言われる方や、「親に腹が立つ」と言われる方…簡単に縁を切る訳にはいかないし、同じ屋根の下にいるんだし、そりゃストレス溜まります…。

でも、改善を求めてもまずは聞いてくれないので、相手のどこが腹が立つのかが分かれば、それをいったん理解することが大事なのかな…と思います。

「この人はこういう人だから、これを頼んだってしてくれない。じゃ、他の人に頼もう」とか、発想を相手中心ではなく、自分に基点を置いて考えると、いろいろ方法はあります。

「全部私がしないといけないんです」と言われる方には、「しなくていいんじゃないですか?しなくても死なないでしょ」と言うと、びっくりされますが、自分からわざわざしんどい道を歩んでいる方も…。

私は漢方と薬膳の講師なので、「気の流れをよくする○○や、上がりすぎた気を下げる○○がいいですよ〜!」とアドバイスすればいいのですが、どうもそれだけじゃ改善はできない…と思っています。

「そこまで踏み込むからしんどくなるんや!」と言われる方もいますが、やっぱり本気で改善したいと思っている方に中途半端なアドバイスだけでは足りないな…と。

ということで、いろいろな方のお話を聞いて勉強して、お手伝いができるようになれば…と思います。