「入院して感じたこと(1)」を書いて、いつになったら(2)書くねんって感じでしたが、やっと…です(-"-;A ...アセアセ

私、今までに6回入院したのですが、いつも同室の人と仲良しになります。

今回も隣のおばちゃんと、そのもうひとつ隣のおばあちゃんと仲良しに。

最初の2日間は動くこともできずに、カーテンを閉めて寝ていましたが、動けるようになったら、少しずつお話することに。

「あんた若いのにかわいそうになぁ。学生さんかぁ?」w(゚o゚)w ワオッ!

って、そんな訳ないやろ…と思いつつ、部屋でダントツ最年少だったので(笑)、「20年ぐらい前は学生やったわぁ」と話しながら、どこが悪いやら、病院の施設やら、ご飯の見せ合いっこや、ナースやドクターの悪口やら(こわっ…)…いろんなことをお話しました。

「ぜんぜん寝られへんかったわぁ〜」と大あくびしているおばちゃん、昨日めっちゃいびきかいて寝てました…。

テレビはイヤホンをつけているのに、突然笑い出したり、「うわぁ〜、美味しそうやなぁ。ほれ、見てみぃ」とカーテンを開けて見せてくれたり…。

私がなぜ救急で入院したかを話していたら、おばちゃん&おばあちゃんの言葉は深いぃ話でした。

ちょっと泣きそうになったぐらい。

「うちらは幸せやねん。病気は辛いけど、辛い人の気持ちが分かる。どんな言葉や態度が嬉しいか傷つくか…。痛みや辛さの分かる人は強いねんで。あんた漢方の先生やったら、いい勉強やんか。毎日のように発作を起こしたり泣いたりしてる辛さを忘れたらあかんよ。勉強や勉強。こうやって会えたのも縁やしな。」

このおばあちゃん、84歳。ちょっと気の強い人だけど、話せばとても優しい人o(*^▽^*)o~♪

でも、車椅子でトイレに行って、帰りに車椅子を忘れて歩いて帰ってくるようなおもしろいおばあちゃんでした。

あまり歩くといけなかったので、私が車椅子を取りに行きました…。

喘息を持っていて、発作は本当にひどくて、見ていてかわいそうになるほど。

でも、話を聞いたり、手を握っていたり、舌や脈を診せてもらったら、病気になるような人じゃない…。

つまり、心が原因…(TwT。)ウルウル

がんばり屋さんで、気が強くて、何でも自分でやってしまうけど、本当は心配性で恐がりで寂しがり屋さん。

病院内での発作時も何かがあったときだし、酸素数値を計っても悪くなく、酸素をつけたらすぐに良くなるというのは、西洋医学では分からないところ。

おばあちゃんに「そんなにひとりでがんばらなくていいと思うよ。誰かに頼ってもいいし、看護婦さんでも私たちでも、何でも言ったらいいよ。自分が我慢したら…とか、意地を張ったりしなくても、気遣ったりしなくてもいいし。ひとりじゃないから大丈夫よ」と話したら、「そうやねん。分かってるねん。でも、ついつい…」と、ちょっとしょんぼり。

「じゃ、練習しよか。今から何かあったり、言いたいことがあったり、助けて欲しいことがあったら、私に言って。私も何かあったら、おばあちゃんに言うわ」と言うと、ぼちぼちと話してくれるようになり、少しずつ元気に…。

お家の問題がいろいろあるようでした。それは深く聞かなかったけど…。

ドクターにしてみれば、「原因は分からないけど、また来た…」(しょっちゅう入院しているそう)って感じでしょうけど、おばあちゃんは辛いのに「もう慣れっこやから、誰も相手にしてくれへん」と嘆いていました。

心のケアが必要だと思います。きっと元気になるはず。

私が退院するとき、「おねぇちゃんと話せて、ほんまに嬉しかったわ。ありがとうな。無理せんとがんばるんやで」と目に涙を浮かべて言われて、私までウルウル…。

もう退院されたそうです。

このおばあちゃん、コーヒーが好きというので、「退院して元気になったら、一緒にコーヒー飲みに行こっか。おばあちゃんの家の近所に行くわ」と話していたら、「うち、スタバのカフェラテが好きやねん」と…。

84歳…ほぅーーーっ!!!と驚きながら、「じゃ、一緒にスタバに行くか」とお話しました。

ちっちゃいのにカウンター届くのか???って感じですが、いつか一緒にデートしたいと思いますヽ( ̄ ̄∇ ̄ ̄)ノ ランラン♪

私の大好きなおばあちゃんは亡くなってしまったし、全然違うタイプだけど、なんか自分のおばあちゃんのような感じで、おばあちゃんも孫のようにかわいがってくれました。

入院生活も退院してからも辛かったけど、得たものは大きかったと思います。