今年もやってきました。JR西日本尼崎脱線事故のニュースとゴールデンウィーク…。

このニュースを見ると、2005年の私の人生どん底のGWを思い出します…。

4月の末に以前から苦しんでいた子宮内膜症の痛みに、胃潰瘍を併発して倒れて緊急入院し、GW終了までの9日間、地獄の入院生活を送っていました。

毎日が、持続点滴と痛み止めの注射や睡眠薬との格闘でした。

痛み止めの筋肉注射は強烈に痛くて、だんだん何が痛いのやら分からなくなり、睡眠薬も効かないし、食べられないし、“なんとか点滴で持っている”という状態。

でもこれは私にとって辛い数年間の幕開けであって、退院後も相変わらず激痛と闘い、病院をたらい回しにされ、「治らない」と言われ続け、お先真っ暗で毎日毎日泣いている日々でした。

それからは、苦しみながらも、良き出逢いがあり、漢方を勉強するようになり、少しずつステキな仲間が増えて元気になり、今に至っています。

今では、子宮内膜症の痛みはまったくなく、癒着は少し残っているものの仲良く付き合っています。

胃潰瘍、喘息、メニエール病、不整脈、その他いろいろな不定愁訴も、ほとんどなくなってきていますし、症状が出ても、すぐに良くなるし、4年経ってどれだけ自分が元気になったかを改めて感じています。

多くの方に支えてもらい、漢方を勉強する環境を与えてもらい、いい先生たちや仲間に恵まれ、本当に感謝しています。

元気になってからも、不安定な状態が続いていましたが、それを支えてくれたのは、私にとって最高のパートナーと仲間たち。

今の私があるのは、彼ら彼女たちのお陰です。

元気、知識、優しさ、愛情、時には厳しさ…などをいっぱいもらい、元気になりました。

「どうやって子宮内膜症を克服したのですか?」とよく聞かれますが、それはドクターをはじめ、周りの方の理解やサポートがあり、自分が治すという気持ちになったことだと思います。

それがあった上で、養生や漢方薬が効果を出し、心も体も元気になりました。

でも、病院で出される漢方薬をただただ飲んでいるだけでは、効果は少ないと思います。

私の周りにも多いですが、“心が病んでいる”状態では、お薬である程度良くなっても、またすぐに戻ってしまいます。

心を元気にする方法は、人それぞれ違うと思いますが、私の場合は、“人”でした。

この先どうなるのか、治るのか分からない怖さ、仕事は続けられるのかとか、こんな病気を持っている自分を大事に思ってくれる人が現れるのかとか、幸せになれるのかとか、子供ができるのか…という先の不安が大きくて、どうしようもない漠然とした不安ばかりが先行していました。

「大丈夫よ」という言葉を掛けてもらい、「私がサポートします」と言って本当に支えてくれたり、「病気がどうとかは関係なくて、あなたのことが好きだから」と言ってもらえたことが、マイナス思考の塊だった私を救ってくれたと思います。

漢方では、心と体は繋がっていると考えます。

心が病めば体も病気になり、体が病気になれば心も病んできます。

つまり、心が元気になれば体も元気になるし、体が元気になれば心も元気になります。

鶏と卵みたいなもので、どちらが先というのは決まっていませんが、私の場合、虚弱な体だったので、心が元気になるのが先立ったようですね。

そして、今年のゴールデンウィークは、サービス業の会社なので普通に仕事です…。

でも、少し早く帰られるので、今日は「人参プリン with ナツメと黒砂糖のシロップ」の試作2回目を作りました。

今回は、シロップがいい感じにできたので、これでレシピも完成。

ちょっとしたことで、美味しさがアップしました。

5/7(木)と5/23(土)の「胃腸のトラブル」セミナーでお出しします。

もちろん、レシピ付きです。

セミナーでは、主に胃の痛みやむかつきについてお話する予定です。

おやつが手作りですので、お早めにご予約ください。

5/7(木)→5/4(月)お昼まで、5/23(土)→5/19(火)お昼までにお願いします。

それと、5/23(土)のセミナー後、17時半ごろから、私がよく行くディープで怪しい中華料理店「味香苑(みかえん)」で懇親会をしたいと思います。

会員でメール登録されている方にはメールでお知らせしますが、一緒にナマコや羊肉を食べませんか?

多少は薬膳的なお話もします。酔っぱらってなければ…笑。

念のために、食物効能表と中薬の本は持って行きますが…。

セミナー受講生の方でしたら、食事会のみの参加もOKですので、ご希望の方はご連絡ください。

明日はヨガ→ランチ→南京町でお買い物→鍼→漢方相談→お茶→ご飯…というハードだけど楽しいスケジュールのお出掛けです。

南京町では緑豆を買って、パウンドケーキを焼いてみよう!と考えています。

緑豆パウンド…どうなることやら…。