会社でも「漢方マニア」で通っているので、何かにつけて、よく相談を受けます。

昨日は、40代のパートさんから、「最近、おトイレが近くて…なんかすっきりしないのよ」という相談。

この時点で「あぁ…、腎が弱ってるな。髪も元気なさそうだし、この間、ギックリ腰をしてたし…」という目で見てしまう私…(;^_^A アセアセ・・・

「1回、きちんと診てもらった方がいいんじゃない?」と言うと、「だって、泌尿器科なんて、行きにくいやん」との返事。

確かに…(||| ̄ ̄ー ̄ ̄;)

「じゃ、私がいつも行っている漢方薬局に行ってみたら?薬局だから、お話と舌を診るぐらいやし。もし2週間ぐらい続けて改善しなくて、検査が必要かな?と思ったら、そのときに病院に行ってみたら?」と言うと、「それえぇねぇ!そうするわ!」と、早速、仕事帰りに行っていました。

「○○さんの名前出したら分かる?」と言うので、「もちろん、いつもおっちゃんとしゃべり倒してますから…」と手を振ってお見送り。

ものすごく痛みがあるときには、病院をお勧めしますが、「最近、どうも調子が悪い…」という方には、漢方をお勧めしています。

彼女も、このところ何かと体調が良くなさそうなので、一度お勧めしようかと思っていたところ。

今日、漢方薬を持ってきて、お昼前に漢方薬を飲む“カンポー仲間”に仲間入りしたおねえさんは、ちょっと嬉しそう。

「意外と敷居が低いのね。お茶飲んで、お話したって感じ。おっちゃん、めっちゃおもしろかったでぇ」とご機嫌のご様子。

漢方薬の臭いを嗅がせてもらって、「あっ!これは八味丸やね!(分かる自分が怖い…笑)もし、のぼせが出たらすぐに止めてね」というと、「何かは知らんけど、おっちゃんも同じこと言っとったわ!さすがマニア!」と、褒めて(?)もらいました…(-"-;A ...

同じような悩みを抱えている方は多いのですが、なかなか人に話すことができずに悪化してしまうことがあります。

やはり、泌尿器科は女性にとって入りにくいもの…。

原因はいろいろですが、頻尿や夜間尿は、「腎」が弱っている「腎虚」の状態です。

「腎」は、年齢を重ねるとパワーが減ってくるので、補ってあげないといけません。

漢方薬も腎を補うお薬が出ますし、薬膳でも「腎」を補う「補腎」の食材を使います。

たとえば、エビ、胡桃などは、温めながら補うので、冷えると悪化する頻尿などにぴったりです。

火照りが気になる方は、少し控えめにして、クコの実などを使うといいでしょう。

でも、冷えている人は、冷え対策から始めると、意外と治ったりもしますので、自分の服装や生活などをチェックしてみるといいですね。

彼女は大の酒好きで、私の酒仲間でもあるので、しばらくビールは禁止です…。

ちなみに、クコの実は、女性にとって欠かすことのできない食物で、私も大好きです。

潤わせながら補って、目にもいいので、働く女性に摂って欲しい食物です。

「私も年やな…飲んでばかりじゃアカンね…」とちょっと凹み気味なので、「明日、美人になるおやつを持ってくるわ!」と約束。

私が毎日食べている、ナツメと竜眼肉とクコの実を黒砂糖で煮込んだモノです。

ナツメで「気」、竜眼肉で「血」、枸杞子で「潤い」を補って、美人になろう!ということですヽ( ̄ ̄∇ ̄ ̄)ノ ランラン♪

生理量が減る、物忘れをする、イライラする、髪が減った、頭痛、目の疲れ…という、血が少ない血虚の症状も出ているので、今の彼女にぴったりです。

「気生血」といって、「気」は「血」を生むので、「血」だけではなく、しっかり「気」も補いましょう。

Aさん、早く元気になって、また楽しく飲みに行こうね!

ん…???