どうも最近、体調不良なママさん。

イライラしたり、口が渇いたり、苦く感じたり、脇が張ったり、頭痛や鼻づまりがあったり、冷えるのにのぼせる…といった症状。

これは、ストレスに弱い人の春に出やすい症状です。

そこで、家にある(なんである??)柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)という漢方薬を飲んでもらうと、ちょっとラクになってきたようです。

柴胡桂枝乾姜湯という漢方薬は、吐き気がない人に使います。

ただ、うちのママさんは、胃弱な人で、吐き気があるというので、ブレンド茶を作ってあげました。

ほうじ茶に、ナツメと陳皮(みかんの皮)とショウガを入れたものです。

ちょっと漢方薬を知っている人なら、「おぉっ!!これは、六君子湯(りっくんしとう)!」と気づくと思います。

そうなんです。これは、胃腸の働きをよくして、水分の停滞を改善する六君子湯という漢方薬にとっても近いのです。

六君子湯の組成は、「人参、白朮、茯苓、大棗、甘草、生姜、陳皮、半夏」。

私が作ったブレンド茶には、そのうち、陳皮と大棗(なつめ)と生姜(ショウガ)を使っています。

陳皮は、胃が張って苦しいとか、胃がちゃぽちゃぽするときに、スーッとさせてくれます。

紅茶に柑橘系のジャムを入れると、すっきりしますよね?

大棗(なつめ)は、お疲れ気味の体を元気にして、血を補って、心を少し穏やかにしてくれます。

生姜は、ご存じのように、体を温めて、吐き気を止めてくれます。

なので、うちのママさんの症状にぴったりなんですね。

ご機嫌に飲んでいます。

陳皮も大棗も、ちょっとしたスーパーや中華食品を扱っているお店に売っています。

漢方薬を飲まなくても、こういう形でも養生ができるので、ぜひお試しください。

「医食同源」「薬食同源」と言われのも、納得ですよね?