数日前から、会社や友人の間でくしゃみや鼻水、目の痒みを訴える花粉症が大流行しています。

私は、まったく関係なし…。すこぶる健康に過ごしております。

ある方から相談があり、「花粉症で鼻炎がひどいのよ。だからヨーグルトを食べてるの」というAさん。

ちょっと待て…。

いろいろ聞いてみると、胃腸が弱くて、鼻や目のあたりに熱を持っているタイプの人。

「ねぇねぇ○○さん、ヨーグルトを止めて、緑茶を飲んでみて。花粉症が落ち着いたら、体を温める治療をしましょう」

と言うと、「えっ??ヨーグルトがあかんの???」と驚くAさん。

「万人に悪いとは言いません。ただ、あなたのタイプに合ってないのよ」から、懇々と説明する私。

この方は、胃腸虚弱で下痢気味でストレスをためやすい人。

漢方では、肺と鼻と大腸は同じグループです。つまり、胃腸の壁が弱っていると、肺や鼻にも症状が出てきます。

胃腸が弱っているときに、ヨーグルトを食べると、胃腸が「ちょっとしんどいわ…」と言います。

良かれと思って食べていたヨーグルトで、もっと胃腸が弱るかもしれません。

便秘とかにはいいのですが…。

だから「腸にいい」と思いこんでいると、時として逆なこともあるんです。

今回のAさんは、基本的には胃腸が弱くて冷えやすいタイプ。

でも、今、鼻の周りは熱症状が出ています。

いくら漢方で体質改善ができるとはいえ、今の辛い症状を放っておいてするのは辛いもの。

とりあえず、今の辛さをとる漢方薬を紹介してあげて、落ち着いたら根本的に治す漢方薬を紹介するつもりです。

花粉症には、大きく分けて2つのタイプがあります。

最近多いのが、冷えから来るタイプ。

「自分は冷えていない」と思っている女性が多いこと!!

男性は「冷えは女性のもの。自分には関係ない」と思っているかもしれませんが、足首や腰を触ってみてください。

冷たかったら、冷えています。

この冷えは、人間が生きていくためのパワー不足に繋がり、免疫力の低下へと進みます。

そうなると…何となく想像できますよね?

西洋医学ではなかなか治りにくい症状が出てきます。

表面的に見えている症状の裏には、大きな理由があります。

気になる方は、一度漢方薬局に相談してみるといいですよ。

もちろん、私にメールを送っていただいてもOKです。