昨日は、毎月行っている婦人科に、子宮内膜症の検査結果を聞きに行ってきました。

「まぁ、そこそこいい結果は出るだろうなぁ…」と軽い気持ちで待っていると、隣の診察室から飛んでくる先生。

「こんにちは」と言い終わる前に、「すごいよ!!」と言われて、のんきに「何が?」と聞くと、「検査結果やん!これ見てごらん」と検査結果の紙を差し出してくれました。

でも、正直、どれがどういいのかが分からない…笑。

昔は、数値が上がったり下がったりで、一喜一憂していたけど、最近はあまり気にならなくなっていたので、以前の数値なんてすっかり忘れていたのです。

で、説明されたのが、このような数値↓↓

CA125:105.3 → 29.4 → 49.2 → 45.0 → 31.1
CA19-9:50.5 → 30.6 → 45.0 → 37.6 → 25.2
(※17年9月→18年3月→18年6月→18年9月→ 今回の順)

ちなみに、基準値は、CA125が35.0で、CA19-9が37.0。見事にクリアしました!!

一瞬、何が何か分からず、だんだんと「良くなったんだ!」と実感できるようになって、先生と大喜び。

「ホンマによくがんばった!!あなたは同じ病気の人に大きな勇気を与えるんよ」と言われたけど、「いえいえ、すべて先生のお陰です」と言い、「いや、何を言ってんの。あなた自身の自然治癒力が…」「いやいや、先生が支えてくれたから…」とオバチャンの会話のようになってきて、最後は大笑い。

エコーの検査でも、子宮壁が薄くなって、癒着もほとんど見えなくなっていました。

今までは触られると、飛び上がるほど痛かったのが、昨日はぜんぜん。

まだ癒着は少し残っているけど、「あぁ、あるな…」というぐらいで、自分でも柔らかくなっているのを実感できました。

先生から、「もう病名はないね。これからは養生の漢方薬やね」と、子宮内膜症ほぼ完治を言われました。

粉の漢方薬は、もう少し続けます。

次の検査結果が良ければ、種類と回数を減らす予定です。

元気に病院を出た瞬間、ウルウルしてきて、いろんな人の顔が浮かんできました。

昨日は、夜からお友だちと飲みに行ったので、そこでも報告したけど、本当にいろんな人のお陰で元気になれたんだなぁ…と思います。

婦人科の先生、漢方の先生やスタッフの方、ヨガの先生、前職の上司や同僚、友人、親戚のおばちゃん、今の会社の同僚たち、そして、何よりもママさん。

私の病気のことが分からず、婦人科の先生に説明してもらったり、「漢方なんかより、大学病院の先生を…」と言われたこともありました。

それでも、少しずつ理解をしてくれて、一緒に泣いて笑って、ずっと私をサポートしてくれたので、本当に感謝しています。

訳の分からない薬膳の食材を買ってきて、「これ作れ、あれ作れ」とうるさい私に対して文句も言わず、まったくの初心者から薬膳をしてくれました。

昨日は、かなり飲んだから帰りが遅くなったけど、良くなったことをメールで伝えていたので、起きていてくれました。

もう顔を見た瞬間、言葉が出ずに涙ばかりが流れてきて、「本当にありがとう」と言うのが精一杯で、「あんたががんばったからやん。お金も時間もない中、勉強もしたし。我が娘ながらエライと思う」と言われて、二人で夜中に号泣…。

しかも、酔っ払ってる状態で…笑。

でも、油断は禁物。

婦人科の先生に、「あなたはすぐに無理するから、油断大敵。人に養生を語る前に、自分もしっかり養生しなさい!」と、お灸をすえられてるし、ここで元に戻ったら、今まで支えてくれた人に会わせる顔がない…。

これからも無理をせず、しっかり養生します。

病気は本当に辛いものだったし、心も病んできます。

でも、私はこの病気から得たものは大きかったと思います。

相田みつをさんの言葉の中で、好きな言葉があります。

 人の世の 幸不幸は 
 人と人とが 逢うことからはじまる
 よき出逢いを

私にとって、子宮内膜症というのは、「良い出逢い」でした。

自分を見直すきっかけとなり、素敵な人たちとの出逢いのきっかけとなり、漢方や薬膳を勉強するきっかけとなりました。

人生、無駄なことは何もないと思います。

私は病気になって良かったと思います。

でなければ、もっとイヤな人間になっていたと思います…。

つまずいて始めて分かること。

それは、とても重要なこと。

それに気づけたのは、ラッキーです。