お久しぶりです!コメントやメールを下さったみなさん、ありがとうございました。

しばしの仙人生活を終えて、「復活します!」と言おうと思っていたら、エライことになっておりました‥‥。

が、基本的に元気だし、「今日から復活する」と決めていたし、この時期はみなさんにも気をつけてもらいたいので、記事にすることにしました。

怖いお話です。油断大敵です。みなさんに起こっても不思議ではありません‥‥。なーんて驚かしている場合じゃないので、経過から結果までお話しましょう^^

実は、会社で風邪が蔓延していて、昨日の午後から喉が痛かったのです。でも、喉飴を食べても、うがいをしても、まったくラクにならず、どんどん痛みが増していく‥‥。しかも、恐ろしいほど急激に。

鏡で喉を見たけど、扁桃腺には異常なし。どうやら奥の方が腫れている感じだし、舌にすごい炎症反応が出ている!

「これはおかしい!!」ということで、“なんちゃって漢方アドバイザー”の私は、体の熱を取る麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)という漢方を飲みました。

でも、どうもおかしいし、食べることはおろか、お水を飲むこともできない。挙句の果てに呼吸がおかしい‥‥。苦しくて、なんか喉が狭くなった感じがするし、だんだん声も出なくなってきた‥‥。

ほとんど眠ることも出来ず、今朝になって耳鼻科を探してみるけど、木曜日でどこも休診。そこで、掛かりつけで去年入院していた総合病院に行ってきました。

扁桃腺はまったく腫れていないのに、喉の少し奥が強烈に痛くて、ツバを飲み込むのさえ困難ということを話すと、医師の顔色が一変。すぐにファイバー検査に。

訳も分からず受けていると、「急性喉頭蓋炎(こうとうがいえん)です」という診断。

「なんじゃそれ???」と、聞きなれない病名を聞いて、唖然とする私。

喉の奥の気管支と食道を分ける弁を喉頭蓋と言うのですが、そこが腫れあがって気管をふさいでしまう病気だそうです‥‥。

発見が遅れると、入院したり、気管切開をするとか‥‥??( ̄[] ̄;)!!

幸い、私は漢方で湿熱を取っていたし、発症後早かったので、入院せずに点滴だけをして、抗生物質をもらっただけで済みました。

症状の特徴は、次のとおりです。
1.風邪の初期症状のように、喉が痛い
2.喉の痛みの悪化が劇的に早い
3.お水さえ飲めない
4.熱が出る
5.呼吸がしにくくなり、咳が出る

これを見て分かるように、風邪によく似ています。でも、手遅れになると、とんでもなく恐ろしい病気‥‥。たけしの本当は怖い家庭の医学 でも出ていました。

原因は、菌がたまたま喉頭蓋に付いたことだそうです。これが扁桃腺なら、扁桃炎。

でも、普通の内科で発見することは難しく(喉頭蓋は見た目では確認できない)、耳鼻科か大きな病院でないと分からないことが多いそうです。

私が軽症だった理由は、
1.微熱と咳が出始めたが、夜中だったので麻杏甘石湯を飲み、炎症の悪化を少し遅らせた
2.舌診で強烈な炎症反応が出ていたことを発見して、ただ事ではないと判断した
3.たまたま仕事が定休日で、病院に行くことができた
4.早めに医師の診察とファイバー検査を受けた
5.医師の診察が的確だった
ということだそうです。

軽症で済んだなんて、本当にラッキーでした。漢方を勉強していなかったら、風邪薬を飲んで寝ていただろうし、普通の内科医だったら見つけてくれていなかったもしれない‥‥。

発見が遅れて入院していたかもしれない‥‥。

点滴とお薬のお陰で、今ではすっかり元気です。まだちょっとツバを飲み込むと痛いけど、食事も飲み物も喉を通るようになってきました。熱はぜんぜんありません。

風邪の諸症状もありません。会社や電車の中で風邪が流行っているし、「熱と喉の痛みと咳」で風邪だと思っていたけど、風邪薬ではまったく効かないそうです。

「喉が強烈に痛い!!」というときは、すぐに耳鼻科か大きな病院(ファイバー検査ができるところ)を受診してください。

誰にでも起こり得る病気だそうですので、みなさんも気をつけてくださいね。

私は最近は、身も心もすっかり元気だったし、社内で蔓延している風邪も引かず、健康優良児だったんです。

一般には免疫力が低い人や喫煙をしている人がかかりやすいと言われていますが、普通の人でもなる確立は高いんですって。「“たまたま”最悪の場所に菌がついた」ことが原因だそうですから‥‥。

「いつもと違う!」ということに気づいたことが幸いでした。普段から自分の体をしっかり見ることが大切だと改めて感じました。

久々の復活なのに、いきなり病気ネタですみません‥‥m(_ _)m

明日からは、笑える(?)記事も書いていきたいと思います。またよろしくお願いします(*^_^*)