明日(27日)はお友だちと飲みに行くし、今日は元気で久々に漢方ネタが書けそうなので、ちょっと漢方のお話です。

今日もらった、五苓散(ごれいさん)という漢方。2回飲んだのですが、すでに効果が出てきました。

猪苓(ちょうれい)をはじめ、5種類の生薬から生成されているので、「五苓散」と呼ばれています。けっこう単純な銘々‥‥(^_^)A

で、効果ですが‥‥。

ト、トイレが近い‥‥。すばらしい利水効果です。

今まで水分を摂っても、尿の量が少なかったし、かなりむくんでいました。体の表面に熱っぽさも出ます。体がだるいし、頭が痛くてボーっとする‥‥。

要するに「水はけが悪い」のです‥‥ε=( ̄。 ̄;)

体を構成するのは、「気・血(けつ)・水(すい)」です。これと、陰陽五行説を使って、弁証していきます。

弁証とは、病気の原因を調べて、それに合った漢方薬や養生を見つけることです。この基礎を講座で勉強しました。

「気血水」を簡単に言うと、次のようになります。

気:生理機能を促進し、温めたり、コントロールしたり、漏れを防いだりする。
汗とか血がダラダラ流れないようにする役目。

血:全身に栄養を与えて潤し、精神活動のもとになる。
血液とは違うものです。

水:津液(しんえき)とも言い、全身を潤して乾燥を防ぐ。

気血水の関係は、密接な関係があります。「気」がなければ、「血・水」は停滞してしまいます。「気」があってはじめて「血・水」が流れるのです。

車で例えると分かりやすいかな。血と水がガソリンやラジエーターの水で、気がタイヤです。

「気」を「陽気」といい、「血」と「水」を「陰液」と言います。「気」は上に上がる性質があり、「水」は下に下がる性質があります。

この「陽気」と「陰液」を合わせて「正気」と言います。

これがいわゆる自然治癒力です。自分で自分の体を管理する力があり、病気にならないことですね。または、病気になってもすぐに治す力があることです。

邪気>正気 こうなると病気になります。

それぞれの代表的な症状は、こんな感じ↓

 足りないとき滞っているとき
だるい,疲れがとれない,食べても太らない,冷える,排卵時に出血,呼吸が浅い
気虚
ゲップ,お腹が張る,イライラする,便秘,胃下垂,喉が詰まった感じ
気滞
爪が割れる,髪がパサパサ,生理が遅れる,落ち込みやすい,不眠,眩暈
血虚
生理時に血の塊,肩凝り,子宮内膜症,生理通,動悸,高血圧
お血(おけつ)
目や口や膣の乾燥,うさぎ便,肌の乾燥,寝汗,手足がほてる
津虚
むくみ,少尿量,体がだるい,体の表面が熱っぽい
水滞(水毒)


むくみも頭痛も、胃チャポ(医学的には「上腹部振水音」と言います。)も改善されてきました。

体内の水分調整が取れてきて、すっきりしてきました。ここまで書いて、勘のいい人は気づくはず‥‥。

そう、五苓散は二日酔いにも効きます。漢方では、二日酔いが起こる原因を,水分の代謝が悪くなって起こる「水毒」と考えるのです。

明日、飲みに行くのよねぇ。いやいや‥‥。お世話にならないように飲みたいと思います‥‥。

そういえば、さっき雨が降っていました‥‥。昨日の不調はこのせいもあったのかな???
大きな低気圧が日本の南にありましたから‥‥(||| ̄ ̄ー ̄ ̄;)アウッ

私は、
顔を洗うネコか?
気圧が下がると高いところに登って鳴くカエルか??
雨の前には低く飛ぶツバメか???

雨が降っちゃえば、けっこうラクになるんだけど、まだ赤道のあたりにいっぱいムニャムニャといるんだなぁ‥‥。

明日は大丈夫かなぁ。漢方効果に期待しよう‥‥。