五行説 について書いてきました。なんだかややこしいですね‥‥。基礎は何かと難しいものですが、実践編(?)になってくると、ちょっと分かってくると思います。

今日は「肝」について書きたいと思います。

「肝(かん)」というのは、漢方的考えであって、臓器の肝臓とはちょっと違います。「なんで?」と思わず、「そういうもんだ」と思って読んでくださいね。

「肝」は、血液の貯蔵庫の役割をしています。溜めている血液を全身にスムーズに流すのが大切なミッション。

ストレスを受けたときの感情をコントロールする働きもあります。「ストレスをうまく流す」ということです。

「スムーズに流す」ということがお仕事ですが、流れない(滞る)とどうなるか‥‥。

「はる」という症状が出てきます。

頭がはる、胸がはる、脇腹がはる、お腹がはる‥‥

感情面では、「肝」の働きが弱ると、怒りっぽい、イライラする‥‥などが出てきます。

ここで、五行色体表 を見てみましょう。

五行の「木」を下に見ていくと、五臓が「肝」ですね。五志が「怒」です。「うまく流れないと怒りが出てくる」ということです。

ちょっと飛ばして、五体は「筋」。筋が痙攣するのも「肝」の働きの低下が原因です。

筋の痙攣といえば、目の下がピクピクする、足がつる、腱鞘炎になる‥‥などですね。こうやって見ると、この表も楽しくなります。

こういう症状が出てきたら、「肝が弱っている=流れが滞っている=ストレスが溜まっている」と考えます。

もっと深い見方もしますが、今日のところはこのあたりまで。こんな感じで、心(しん)、脾(ひ)、肺(はい)、腎(じん)についても書いていきます。

それと、もうひとつ大事なこと。「人間は何でできているか」についても書きます。「えっ?骨と皮膚と‥‥」っていう西洋医学的なものではありません。

「気血水(きけつすい)」という漢方の考えです。ちょっと東洋医学に興味のある方なら知っているかもしれませんが、大切なことです。

あまり難しいことばかり書いてもしんどいので、ここでちょっとブレイク‥‥。久々にツボです。

この時期は体調を崩しやすく、暴飲暴食や睡眠不足などで顔や体にニキビが出る人が多いようです。私も最近、何個か見つけました‥‥。

胃腸障害があって老廃物が溜まる
ホルモンバランスの乱れ
ストレスによる肝機能低下

(↑今日書きましたね)

漢方でも、これらが原因と考えます。生活習慣を改めて、ストレスを少なくしてリラックするのがいちばんですが、「なかなかね‥‥。」という方はツボ押しはいかがでしょう?

★合谷(ごうこく)
ツボ好きな方なら誰でも知っているツボですが、大腸経路にあるので胃腸の働きを整えます。

代謝がよくなるので、老廃物が流れてニキビに効果があります。

手の親指と人差し指の分かれ目にあるくぼみです。そこを逆の手の親指と人差し指で挟んでグイグイと押しましょう。

ただし、あまり押しすぎるとアザになるので注意を‥‥。

★曲池(きょくち)
これも有名なツボですね。ひじを曲げたときにできるくぼみのところです。

全身の免疫力をアップして、免疫バランスの崩れからくるニキビに効果があります。ゆっくりとぐーっと押しましょう。

★下関(げかん)
頬骨の下あたりで、口を開けると盛り上がって、口を閉じると凹むところです。

内臓機能の低下による血行不良を改善します。内臓が活性化されるので、肌トラブルに効果があります。左右同時にゆっくり押してゆっくり離しましょう。