最近、ブログで私の病気のことを書いているせいか、相談を受けることが多くなりました。友人からはもちろん、会ったことのない人たちからも。つい先日もメールをいただきました。

その中で多いのが、「私は辛いのに、まわりの人は分かってくれない」ということ。

痛いほど気持ちが分かります。私もずっとそうだったから。

でもね、その人の痛みや苦しみって、実はその人でないと分からないんです‥‥。悲しいことだけど。

同僚の言葉で傷ついた
会社で休んでいたら、誰も助けてくれなかった
倒れこんでいても、まわりの人は無視して仕事をしてる
病気のことを「なんで?なんで?」と聞くくせに理解をしてくれない
「他にもっと大変な病気の人もいる」と言われた
電車の中で座り込んでいても誰も声をかけてくれなかった


‥‥こんなことをよく聞きます。本当にそうですよね。私もまったく同じです。

そういう人が、自分との距離が近ければ近いほど悲しくなります。

でも、「あなたの○○で傷ついた」と言っても、そういう人は理解なんてしてくれません。悪気はないけど分からないんだから‥‥。余計自分が傷つくだけ。

私もそれでかなり辛い思いをしました。でも、私のまわりには辛さを分かってくれる人もいました。とても思いやりのある人たちです。または、病気をしたことのある人。

多くはないけど、それだけいれば十分です。その人たちが、本当に私の辛さを分かってくれているかといえば、違うかもしれない。

でも、やさしく接してくれたり、「なにがどう辛いのか分からないけど、しんどいんだよね。」と分かってくれるだけで、本当に嬉しかったです。

激痛を伴ったり、調子が悪いときというのは、どうこうしてほしいなんて言えないですよね。

内膜症の激痛というのは、声も出ないし動くこともできないです。出るのは冷や汗だけ‥‥。助けて欲しくても何も言えないし、実際のところどうしてほしいのかも分からないぐらいパニック状態です。

痛みを我慢するので精一杯。そんなときに、ほっておかれるとものすごい孤独感に襲われます。

まして、笑い声なんかが聞こえてきたら、自分のことが笑われているように感じて、もっと悲しくなってきます。「私がこんなに辛いときに‥‥」って。

そんなときに、側にいてくれたり、「大丈夫」と声をかけてくれたり、「お水飲む?」とか「どこが痛いの?」と声を掛けてくれると、ほっとするものです。

ほっておかれた挙句に「さっきのはなんだったの?」なんて聞かれると、本当に辛くなります。

「あんたに言ったって、分からないでしょ。」と卑屈になってしまったり‥‥。

でも、いちいちそれで悲しくなったり怒ったりしても、相手はなんにも思っていない‥‥。それに気づいてからは、どうでもよくなってきました。

誰かひとりでもいいから、分かってくれる人がいればいいのではないでしょうか?

どうしても理解してほしいときは、どれだけ辛いのかを説明すると分かってくれる人もいますし、分かってもらえないことももちろんあります。

でも、「分かってあげられなくて、ごめんね。」と言われると、「ううん、いいよ。聞いてくれてありがとう。」となります。

みんながそんなに優しい訳ではなく、「俺が一生懸命働いているときに、しんどいからってお前だけ寝るな。」とか、「疲れて帰ってきてるのに、飯もないんか。」とか怒鳴られて、物を投げられたこともあります。前のダンナですが‥‥。

いろんな人がいますね。やさしい人がいっぱいいるのに、そういう人が1人でもいると辛さが何倍にもなってしまいます。

落ち着いて考えれば、分かっててくれたりやさしくしてくれる人がいるのに‥‥。

実は昨日の夜、お家に遊びに行っているときにちょっと胃が痛くなってしまって、しばらく休ませてもらいました。たぶん冷えたんだと思うけど‥‥。

ずっと側にいてくれて、「お水飲む?」「辛かったら、病院に連れて行ってあげるよ」「お腹冷えたらアカンから、タオルかけとき」といろいろ声をかけてくれて、本当にうれしかったです。

体をさすってくれたり、エアコンを切ってくれたり‥‥。すぐ側にいてくれて、手や体に触れていてくれて心強かった‥‥。

お陰で胃の調子はすっかり良くなりました。このところ朝晩が涼しくなってきたのに油断していたようです。

昔、幼稚園で事務をしていたことがあります。ケガや体調不良などで事務所にやってくる子どもたち。痛いし辛いし、ママはいないし、何がなんだか分からなくてひたすら泣くばかり。

そんなときに「痛いねぇ。でも大丈夫よ。」と言いながら抱っこしてあげたり、背中をさすってあげたり、側にいて手を握っていてあげると、すーっと寝てしまいます。

大きくなっても同じだと私は思います。

先日、電車で座っていると、目の前の若い女性が貧血でしゃがみこんでしまいました。隣にいたオッサンは1歩ずれただけ。

席を立って「立てますか?立てるなら座って。無理なら私にもたれかかっていいから、立てるようになったら手を握って。」というと、彼女は何も言わずに私の方にもたれかかって、少しすると手を握り返してくれました。

座席に座ってもらい、隣の人が降りたので、手を取ったまま隣に座っていました。というか、離してくれなかった‥‥。

しばらくして顔を上げ、「もう大丈夫。ありがとう。心強かったです。」と言って電車を下りて行きました。

私は何もしなかったけど、「心強かった」と言ってくれた彼女。同じ気持ちを昨日持ちました。

ありがとう。
ほんとに心強かった‥‥。