今日もよく寝ましたぁ(* ̄∇ ̄*) お陰で外は雨なのに元気です。

最近、ちょこちょこ「陰」やら「陽」やらと意味の分からない言葉を書いていましたが、今日は漢方の「陰陽」について書いてみます。

森羅万象、宇宙のありとあらゆる物には必ず「陰」と「陽」があります。「陰」だけや「陽」だけで存在することはありません。お互いに対になったり制限しあったりして、変化を繰り返しています。これを「陰陽説」といいます。

陰陽魚こんな図を見たことないですか?韓国の国旗にも似たようなものがありますよね。陰陽師でも見ましたよね?いろんな向きがありますが、これが正しい向きです。

これは「陰陽魚」といって、陰と陽の関係を表しています。黒い部分が「陰」で、白い部分が「陽」です。時計回りに見ます。てっぺんから陰が増えてきて、底の部分で陽に変わり、また上で陰になります。

陰が極まれば陽となり、陽が極まれば陰となる」ということです。いちばんバランスがいいのは、3時9時のライン。でも、これをキープすることは難しいです。

つまり、陰陽のバランスをとるためには「少ない部分を補い、多い部分を取る」とよいのです。ちなみに、小さい丸は「陽の中にはかならず陰もある」という意味です。

これは体だけではなく、生活にも当てはまりますよね。「災い転じて‥‥」とかも言いますね。陰陽説は占いなどでも使われます。

人の性格もそうですよね。陰陽があってこそバランスが取れます。悩みがなさそうで明るい人は、その分気を使って性格的には落ち込みやすい。でも、それを表に出さないから「悩みなんかなさそうよね」と思われてしまう。そしてストレスがたまる‥‥。明るい人(「陽」の人)ほど落ち込みやすい(「陰」の部分」)のです。

受動的な性質を「陰」、能動的な性質を「陽」に分類します。具体的には、影・暗・柔・水・冬・夜・植物・女などが「陰」であり、光・明・剛・火・夏・昼・動物・男などが「陽」です。

これらは相反しつつも、一方がなければもう一方も存在し得ません。それが陰陽説です。

体質や病気も陰陽で分けます。また改めて書きますが、私は陰の体質なので、陽の要素が多い漢方薬を飲んでいます。同じ薬を陽の体質の人が飲むと効かないですよね。

だから漢方は症状だけで判断しないのです。その人の顔色、舌、生活環境、性格などを時間をかけて観察し、体質を見極めて、そこではじめて漢方薬を処方してもらいます。

でも、陰陽だけでは判断できないので、「五行説」というものと合わせて使います。それが「陰陽五行説」。すべてのことを5つのグループに分けて考えます。

五行説については、また後日‥‥。