顔見世今日は、仕事を休んで京都南座の顔見世へ。朝早い真っ暗なうちから着物を着て、お出かけ。通勤ラッシュに着物を着ていると、かなり目立つ‥‥。今回の顔見世は、雁治郎さんが坂田藤十郎を襲名する。でも、実は襲名にはいまいち興味がなく、タカオちゃん(片岡仁左衛門さま)を見たくて、楽しみにしていた。いえいえ、雁治郎さんはすごい人だし、お上手ですよ‥‥(^_^;) 単に、タカオちゃんが好きなのです。
でも、「夕霧名残の正月」では、藤十郎さんと雀右衛門さんの人間国宝同士の芝居は素晴らしかったです。御年85歳のおじいちゃんが娘役とは、歌舞伎ならではでおもしろかった。「曽根崎心中」は何回も見ているけど、藤十郎さんのお初と翫雀さんの徳兵衛の最後は思わずウルウルしてしまう。
私にとって今日の目的は、タカオちゃんの「文屋」。ちょっと気持ち悪い官女に言い寄られながらも、本命さんのところへ行こうとするところを舞っている。隣のおばちゃんは興味なさ気だったけど、私はずっとオペラグラスで追っていました(*^_^*) さすがです!すばらしい!
「京人形」では、菊之助さんの“まばたきもしない京人形”にびっくり。オペラグラスで見ていたけど、ほんとにまばたきをしていない!すごい芸だわ。それに動きもとっても上手だし、なんといっても本当に美しい。出てきた瞬間、会場からどよめきが起こったぐらい。
今日の南座はちょっと違っていた。1階のお座敷で、上七軒の舞妓はんと芸子さんがずらりと並んで観劇していた。藤十郎さんは京都出身だし、上七軒のご贔屓さんなのね‥‥。挨拶の中でも秀太郎さんに、「昼間は南座、夜は上七軒と‥‥」と言われていた。劇場に舞妓さん&芸子さん&おかあさん&お師匠さんもいいもんです。
顔見世が終わってからは、私の大のお気に入りの「レストランよねむら」でディナー。ここは本当に美味しいし、食べたことないようなお料理ばかり出てきて楽しい。オープンキッチンで男前ばかりだし、いい感じ。予約の取れないことで有名だけど、もちろん今日も満員御礼でした。さすがにお料理を携帯カメラで撮る勇気がなかったので、写真なしです‥‥。オーナーシェフの髪が、昔は短かったのに伸びていたけど、相変らず金髪だった。もうちょっとお気軽に行けると助かるんだけど、「よねむら」はこうでないといけないのかも。だから、何かの記念かご褒美に取っておこう。
楽しい1日だったけど、明日からまた大忙し。師走だけに、走ります‥‥。