わたしは、いわゆる「負け犬」というものです。
30代、独身、子どもなし‥‥ってやつですね。
それにプラス、子宮内膜症というとってもやっかいな病気も持っています。

IT会社に勤めており、クライアントへのシステム導入準備がメインですが、なんせ小さい会社はいろいろとすることがあります。
理解ある会社で、体調がすぐれないときはお休みをもらいながら働いています。


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このたび会社を辞めました。9月からは医療系サービスの会社でお仕事をします。

趣味は、食べること&飲むこと、お料理、ヨガでしたが、最近は病気のおかげで“病院通い”と“漢方を煎じること”が増えました。

内膜症は、直腸と癒着しているので、消化がはじまると痛むことがあります。
でも食べることと飲むことが大好きで止められません‥‥。
おいしいものをおいしく食べるために、病気と仲良く生きています。

病気が発覚したとき、どうしようかと悩みました。
病気についていろいろと勉強すればするほど、過酷な現実が待っていました。
なんで私が“治らない病気”にならなきゃいけないんだろう‥‥と頭の中が真っ白になりました。
涙が止まらず、人に当たったり、自分を責めたりもしました。

人からいいと言われたものはすべて試したし、いい先生がいると聞けばその病院も行きました。
でも、これというものはありませんでした。
病院でイヤな思いをして、泣きながら帰ったこともあります。

でも、人との出会いがあり、その人から紹介してもらった先生に出会い、やっと治療方針が決まりました。
自分に合う漢方も見つかりました。

“治ることのない病”には変わりませんが、それに対する意識は大きく変わりました。
もちろん、今でも崩れそうになることは多々あります。
でも、ひとつひとつの経験が自分への自信となり、パワーになってきています。

信頼できる先生との出会い。応援してくれるまわりの人。
「病気と闘っているのはわたしひとりではない」ということが、わたしを支えてくれています。

日本中に12〜13万人もいると言われている子宮内膜症。
同じ病をもつ女性はもちろん、友人やパートナーに内膜症を持っている女性がいる方にも読んでもらって、少しでも理解してもらえればと思います。

そして、同じ病気をもって苦しんでいる方とお互いに励みになれば‥‥と願います。


★病気について読んだ本は こちら